北新地駅徒歩すぐのアクセス抜群の江戸前鮨「北新地 すし通」。
北新地のテナントビル6Fにあり、外には立て看板も無く、まるで大人の隠れ家のような佇まい。
店内は、落ち着いた上質な雰囲気。
夜は、北新地の夜景を眺めながら江戸前握りを楽しめます。
また、「Tiffany&Co.」の食器を使用した華やかな演出が素敵なお店です。
ランチおまかせ握りコース 20品 10,800円
(前菜4種・お造り・握り10貫・逸品2種・小鉢・玉子・香の物・お椀・デザート)
季節の旬を握りと逸品料理を織り交ぜた、お得な「おまかせ握りコース」です。
ドリンクメニュー
魅力的なものが多くあるが、生憎、今日は雨ということもあって車なのでノンアルをお願い。
その他、ビール、日本酒、焼酎、ワイン、スパークリング、梅酒、ノンアルなど豊富なドリンクメニュー。
前菜4種
左から・・・
あさりとアスパラのお浸し・鯛の潮仕立ての流しもの・たことイカの柔らか煮・よもぎ麩田楽味噌
ドリンクは、「アラン・ミリア」。
簡単に言うと、ノンアルロゼワイン。
美しく明るいピンク色が特徴のロゼ・グレープジュース。
カベルネ種のブドウを早期収穫し、軽やかな甘味。
フランスの4つ星、5つ星のホテルのうち約45パーセントで「アラン・ミリア」が使用されているそうです。
あさりとアスパラのお浸し
すっきり爽やかな出汁が染みた、浅利の弾力が良いですね…(^^♪
旬のアスパラガスのコリコリ感も絶妙。
鯛の潮仕立ての流しもの
簡単に言うと、鯛の出汁で仕立てた煮凝りです。
口の中でパラリとほぐれる、鯛の子のプチプチ食感が良い。
蛸とイカの柔らか煮
丁寧な下処理のおかげで想像以上に柔らかく、噛むたびに蛸の旨味が溢れる美味しさ!
よもぎ麩田楽味噌
よもぎの香りと田楽味噌の混然一体となって、ねっとりした弾力もひと際美味しい。
お造り
キハダマグロ、ヒラスズキ
まずは、白身魚のヒラスズキから。
いまが旬のヒラスズキは、淡白ながら甘味と旨味が強く、コリコリッとした食感が心地良い。
ほのかな塩味を感じるが、魚の臭みを取るため塩をして寝かす一手間も冴える。
まぐろ赤身
旨味が強いが、想像通りの味わい。
ここから握りのスタートです。
握りは、すべてシャリコマでお願い。
握り一貫目は、本まぐろ中とろ。
透明のお皿は、ティファニー。
脇に添えられるガリは、ピリッと辛く美味しい。
お店によって、それぞれ味の違いを確かめるのも、またひとつの楽しみ方だと思う。
余程の自信があるのか、握りの扉に本まぐろ中とろが出て来たのには、驚いた!
肉厚の中とろとシャリが上手く絡みながら口の中で解け、次第にまぐろの旨味だけが残る。
さすが、本まぐろの貫録です。
このあと、キャビアのせアオリイカが出たが、写真撮影失敗!
アオリイカのねっとりした歯ごたえと甘味、トリュフ塩の香りとキャビアのプチプチ感。
キャビアのインパクトよりイカの美味しさが勝つ素晴らしい一貫。
できれば、アオリイカは下の動画(YouTube)をご覧ください。
シメサバ
分厚いしめ鯖。
ほのかなピンク色が残る、浅締めされた濃厚な旨味が絶品!
つい笑顔になれる美味しさです…(^^♪
炙りホタテ梅肉のせ
まるで花が咲いているような、炙りホタテ。
炙りホタテの香ばしさと、梅肉と柚子の香りが上手くマッチしていて、
噛むたびにホタテの繊維がパラリと解れ、旨味広がる。
桜鯛の昆布締め
この時期ならではの逸品で、桜鯛のコリッとした甘味がたまらなく美味い!
昆布締めしているので、昆布の旨味もひと際強い。
また、使用するほとんどのネタは、熟成させているとのこと。
わざわざ北海道からお越しになったサクラマス
キングサイズのサクラマスは6キロの代物。
味はサーモンよりも濃厚で旨味もあり、柚子胡椒がキリッと引き締める。
焼き物
鰆の利休焼き(鰆のごま味噌焼き)
名前の由来は、かつて千利休は、胡麻の料理を良くしていたことから名付けられたそうな。
鰆の利休焼き
身はしっとりふんわり柔らかく、胡麻味噌の香りがアクセント。
驚いたことに、丁寧な下処理のおかげで小骨は一切無し。
万願寺唐辛子に鰹節を散らした和え物。
あっさりとしていて歯ごたえも良く、口直しにピッタリ。
これと日本酒をチビリチビリ飲んでいたい。
イクラの小丼
金色の器にイクラのオレンジ色、わさびのグリーンが、まるで宝石箱のようなビジュアル。
口の中いっぱいに広がる、プチプチ食感と磯の香り。
ボタンエビの昆布じめ
大きなボタンエビのねっとりとしたコリコリ感と濃厚な甘味。
北海道産バフンウニ
雲丹特有の濃厚な旨味がシャリ全体に絡みつく。
ウマッ!!
茶碗蒸し
筍とシラス、菜の花が入った、春を感じさせる餡かけ茶碗蒸し。
出汁も良く効いていて、いろいろな食感も楽しく、これまでの興奮状態を和らげる優しい味わい。
まぐろの漬け
肉厚で旨味がほとばしる美味さ!
うなぎ
関西風の地焼きなので、皮パリッと身はふっくら焼けていて、香ばしさも強い。
本来、江戸前鮨では、鰻は使用せず穴子を使用するのだが、コロナ禍において鰻業者を助ける意味でも、
ランチタイム限定では穴子の代わりに鰻を使うのだとか。
これ、めちゃくちゃ美味い!!
べったら漬け
コリコリ感と上品な甘味が、ちょうど良い箸休め。
玉子
隠し味に使うバニラエッセンスが良いアクセント。
甘さ控えめでプルンプルン食感は、まるで高級なプリンのよう。
あおさの味噌汁
磯の香りに癒されながら、ホッとする美味しさ。
デザート
ブルーベリーの杏仁豆腐
とても可愛いブルーベリーの杏仁豆腐。
甘さ控えめですっきりした味わい。
こだわりの握りを堪能した興奮状態をゆっくりとクールダウン。
ごちそうさま。
ー閑話休題ー
ここでちょっと雑学を。
関東では、魚を少し寝かせてから使うところが多いが、
それは、寝かせることで身が柔らかくなり、また魚の旨味も出てくるから。
それに対して関西では、新鮮な魚の活きの良いうちにすぐに使用することが多いようです。
この新鮮な魚は、身がプリッとしていて歯ごたえが非常に良いのが特徴。
関西では、平安時代に寿司の原形である熟れ寿司など、いわゆる発酵寿司が誕生しています。
木型で成形し時間をかけて作る、巻き寿司やバッテラ寿司、棒寿司などを総じて、
これらを大阪寿司と呼ばれるようになった。
最近では、関西でも魚を長時間寝かせてから使用する、熟成させた江戸前握りが流行していて、
大阪の高級寿司を席巻している。
北新地 すし通 (寿司 / 北新地駅、西梅田駅、東梅田駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0
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Author:たこやきくん