関西の鰻は「地焼き」と呼ばれていて、腹から開いて蒸さずに焼くのに対し、
お江戸は、背から開いて蒸してから焼きます。
蒸すことで脂を落ちふんわり柔らかいお江戸の鰻と比べ、
関西の地焼きは、皮はパリッと焼けて、中はふんわり仕上がるのが特長であります。
背開きかどうかの話で、切腹がどうしたこうしたとか説があるようですが、
私は、それは後付けだと思う。(興味がある方は、こちらを参照ください)
ここ「いづもや」は、今から10年以上前に伺ったことがあるが、
その当時の日記を見てみると、写真も下手で文章も今以上に拙く、
こっぱずかしいったらありゃしないので、そっと過去の記憶としておきたいと思います。
今見ると過去の写真がハズイのですが、よ~く見ると暖簾に書かれている文字が変わっていました。
換気扇から噴き出す蒲焼きの匂いに誘われて、ついふらっと店内に吸い込まれてしまった。
店内は、老舗の風格漂う歴史を感じる佇まい。
レトロな空気もまた渋い心地良さがある。
ガタンゴトン、ガタンゴトン、チンチン・・・
路面電車の走る音がBGM代わり。
鰻メニューは、「鰻まむし」のみ。
価格は、600円、800円、1,000円、1,500円、2,000円の5段階。
一番高いものでも2,000円で、関西地焼きの鰻重が食べることができる。
サイドメニューは、肝吸い200円、だし巻き300円と安い!
それにしても600円から食べられるとは、お財布に優しいですね…(^^♪
いや、優しすぎますよ。
でも、600円のもちょっと気になるのも本音。
蓋を開ける瞬間は、いつもながらワクワク感あり。
鰻まむし 2,000円
肝吸い 200円
上から・・・
この芳ばしい匂いだけでご飯が食べられそう~(#^.^#)
ご飯の上には、焼き立ての鰻がぎっしり詰まっています。
肝吸い
肝吸いで口の中を旨味で満たしてから、鰻を嗜む。
出汁がよく効いていて、どこかホッとする旨味のある美味しさ!
心の底から「あ~美味しい~(^^♪」と感じる。
鰻肝は、4つも入ってるのには驚いた!
出汁がよく染みていて、ぷりっぷりでぷるんぷるん食感が実に良いアクセント。
ウマッウマ(゚д゚)メチャウマー!!
蒸さないで生から焼きあげるので、皮パリッと身はふんわり柔らかく、タレもまろやかでコクのある味わい。
さらに、紀州備長炭で骨まで焼き切るので、小骨が気にならない。
ご飯は柔らかめで、タレは少し甘めでまろやか。
ところで・・・
「鰻まむし」なのに、ご飯の中に鰻がまぶされていません。
ご飯にタレをまぶしているから「まむし」なのでしょう。
と、自己完結しといた。
それにしても過去に食べた時より、随分美味しくなったもんやなあと、ひとしきり感心しまくり。
鰻を食べるたびに、サクッとした歯ごたえがとても心地良く、
鰻の肉汁もジュワ~ッと感じられて、あまりにも美味しすぎて食べる箸が止まりません。
胡瓜のぬか漬けも、ポリポリッと歯ごたえも良く実に美味い!
今まで、鰻には「奈良漬け」がベストと思っていたが、それが一発で覆されてしまった…(^_-)-☆
後半は、お決まりの山椒で味変。
鰻の旨味にタレの芳ばしさと甘味旨味コクなどの要素に山椒の爽やかな風味が加わって、もはや最強の逸品。
ウマッウマ(゚д゚)メチャクチャウマー!!!
こんなに美味しいのなら、もっと早く行けば良かった!
大阪一のパワースポット「住吉大社」にご挨拶。
「住吉大社」から南へ少し歩いた所にあるのが、「浅澤社(あさざわしゃ)」。
「おもかる石」体験しに行くも、置いてなかった…・・・_| ̄|〇
数年前の元旦には置いてあったはずなのに、場所が変わったのでしょうか・・・?
それとも記憶違い?
調べてみると、お隣の「大歳社」に「おもかる石」があるそうです。
確か、「浅澤社」にもあったとおもったのですが・・・
「おもかる石」が気になる方は、一度体験しにいくのもよろしいのではないでしょうか。
いづもや (うなぎ / 住吉駅、住吉鳥居前駅、住吉大社駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0
Author:たこやきくん