昭和2年創業。
「京唄子」さんや「藤山寛美」さん、さらに「桑名正博」さんらが愛してやまない
昔ながらの大阪の味を味わえるお店。
この辺りの街も静まり返り、いつもとは違う雰囲気が漂う。
お元気にしているのか気になるので、久しぶりにお伺いしてみた。
普段なら玄関の扉は開いていたはずなのに、この日は、扉が閉まったまま。
いつもとは違う異様な雰囲気を感じながら、恐るおそるドアを開けてみる・・・
今回も、前回より20~30円値上げしていた。
店内の雰囲気は、いつもと変わらぬ様子。
木の「おかもち」も未だ健在。
でも、インテイリアになっているような・・・
ストーブの傍に立ち、ボ~ッとテレビを観ているその姿は、
いつものような笑顔が見受けられないように感じた。
どこか元気がなかったなぁ~(´・ω・`)
気のせいなら良いけれど・・・
お茶を飲みながら、料理ができるのを待つ。
時間が止まったかのような懐かしさと優しさに包まれる、
昔から変わらない緩〜い雰囲気に癒されますよね・・・(*^_^*)
この何でもないようなお茶が、ひと際美味しく感じる。
久しぶりに食べたくなった「きつね丼 550円」をお願いすると、
「卵はどうする?」って聞かれたので、すかさずお願いしますと。
大阪では、きつね卵とじ丼と呼び、京都では、これを「衣笠丼」として親しまれている。
さらに、大阪の一部では、信太丼(しのだどん)と呼んでいるらしい。
ここでは、卵でとじていない「きつね丼」と区別するために、
「きつね卵とじ丼」と呼ぶことにする。
きつね卵とじ丼 600円
丼ぶりの上に乗った割り箸に、趣きを感じずにはおられない。
お腹も空いたし、さあ食べようかと思った、その瞬間・・・!
少し遅れて、お汁も来た。
うわ~ッ!めちゃくちゃ嬉しい~(^^♪
丼ぶり単品にすると、お汁も付いてくるのは知らなかった。
上から・・・
ちょっと纏まりのない配置が、私のええ加減さを発揮しています・・・(・_・`)
きつね卵とじ丼をアップで・・・!
卵のふんわりとろとろ感が美味しそう~(^^♪
出汁の香りも鼻腔を刺激しまくり。
眠っていた胃袋に空腹感が一気に加速してきた・・・(#^.^#)
よだれが出る前に、口の中に放り込むと・・・
甘めの出汁に包まれたふんわり卵とじが、とても優しく味わい深く、そして美味しい。
たっぷりの出汁が染みた柔らか~いきざみ揚げ、そして、葱のジャクジャク感も良いアクセント。
イヤサレル~(゚д゚)メチャウマ~!!
ちょっと汁だく。
ご飯全体に染みた出汁の優しさに癒される~(^^♪
途中、口直しにお汁を飲んでみると・・・
お汁は、うどん出汁。
しかも、とろろ昆布入り。
かつおと昆布の風味がたまらない・・・(゚д゚)コレダケデメチャウマー!
ご飯物を頼むと付いてくる「沢あんのおろし生姜和え」。
これが食べたいがために、ご飯物を注文するときもある。
たっぷりのおろし生姜で沢あんを食べると・・・
沢あんのコリコリッとした歯ごたえに、おろし生姜の風味と辛味のパンチが加わり、
さらに、醤油を少し垂らすことで、普通のものが普通以上に美味しくなるのが不思議。
メインをも凌ぐ名脇役でもあると思う。
これは、日本酒とも相性抜群に違いない!
と言うことで、丼ぶり後半戦・・・
この小袋の七味も、最近は、あまり見なくなったような・・・
七味をパラパラ~ッと振りかけて、味変。
甘めの優しい出汁の丼ぶりが、辛味のパンチとアクセントが加わって・・・
ウッマ~~~い・・・(゚д゚)!!!
この甘めの出汁に、七味の辛味が絶妙なハーモニー。
このウマさ、たまらんね・・・!
気がつけば、一気に完食。
失礼は承知で言うと・・・
ご主人も女将さんも、かなりのご高齢。
どこか元気が無かったのが気がかり・・・
絶滅危惧の恐れがある昭和の老舗。
後継者ができれば良いが・・・
「絶めし」として後悔しないように、機会を見つけて何度も足を運んでみようと思う。
何より「武漢肺炎(新型コロナウイルス)」に負けないで!
ごちそうさま
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住所 : 大阪市西成区天神ノ森1-9-12 【地図】
電話 : 06-6661-5962
営業時間 : 11:00~20:00
定休日 : 毎月3日・13日・23日
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聖天坂 春日 (そば(蕎麦) / 聖天坂駅、北天下茶屋駅、天神ノ森駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
Author:たこやきくん