2016–03–17 (Thu) 12:00
前回、勢いでランチ予約してから待つこと約2年・・・
何と、ここでのランチは5年ぶり・・・
ここに来たのが、ついこの間のように感じながら、自宅からおよそ2時間かけてお店に到着。
店内は、2年前待ちのお客さんらで満席になっていて大賑わい・・・
ランチコースは、
前回のランチより少し値上げをしていましたが、それはもう5年も経てば仕方がないところ・・・
本日のランチコースは、「月」コース 3,240円。
料理は、雪コース2,160円(八寸、白味噌、お造り、椀物、ご飯、デザート)に、
メイン料理に肉か魚が付いた、とてもお得なコース。
八寸
季節をあしらった八寸は、楽しみのひとつでもあります。
できることなら、毎月の八寸を見てみたいものです・・・
今回は、3月なので桃の節句にちなんで、桃の花を飾っています。
真ん中にある芽キャベツには、牛乳を煮詰めて粉にした醍醐を雪に見立てて振りかけています。
右には、赤かぶらと白かぶらでボンボリにしていて、その中には、ブリと八朔のマーマレードを和えたものが入っています。
真ん中の菜の花は、辛子和えになっています。
それら渾身の料理を、ひとつひとつゆっくりと味わっていきます・・・
裏側には、玉子焼きが隠れていました・・・
ホタルイカは、桜のチップで燻製にしていて、燻製の香りとホタルイカの磯の風味と旨味がギュッと凝縮されています!
琵琶湖の
イサザと言うお魚を唐揚げにしていてカリッと香ばしく、青のりの風味と良く合っていて美味い!
ここでの楽しみのひとつでもある玉子焼きは、濃厚な玉子の味とネギがアクセントになっていて素晴らしく美味い!
ハマグリの貝合わせ
「貝合わせ」とは、トランプの「神経衰弱」のように、ハマグリの貝殻を使って2枚の貝殻を合わせる平安時代の遊び。
また、ハマグリは、ひな祭りの代表的な食べ物でもあります。
ハマグリの貝殻は、対になっていなければ、ぴったり合わないと言うことから、夫婦円満の象徴であり縁起物でもあります。
干した金柑と一緒にお寿司にしていて、爽やかな酸味とハマグリの弾力感と旨味とが合わさって風味豊かな美味しさ!
うま~~い!!
菊菜と原木の椎茸の白和え
まったりとした味わい深い美味しさ!
美味しくてたまりません・・・
白味噌
出汁がしっかりと効いた白味噌仕立てのお味噌汁は、とても上品で豊かな風味、優しく味わい深い!
生湯葉を固めて作った団子にしたもの
出汁をしっかりと吸っていて、柔らかい食感と弾力がアクセント・・・
白魚を唐揚げにしていて、カリッと香ばしく白味噌とも良く合っています・・・
ここらで、そろそろお酒を注文・・・
地酒をぬる燗でお願いすると、
明尽がおススメとのこと・・・
お造り茶色い粉状のものは、香川の
「かめびし屋の醤油」のフリーズドライです。
ご主人のこだわりを、随所に垣間見ることができます。
ヨコワのお造りと熊本県八代の青海苔、山葵などを一緒に、お醤油とレモンの皮をマーマレードにしたものでいただきます。
「 甘味」「塩味」「酸味」「苦味」「旨味」・・・
ここまでいろんな味覚を刺激してくる料理は、今まであったのでしょうか・・・!
と思ってしまうほど、趣向を凝らした逸品!
ちょっと箸休め的に、お米からご飯に変わる瞬間の「煮えばな」
お米の芯がほんのり残っていて、お米本来の甘味を味わえる。
まさしくお米のアルデンテ・・・
彦根のもろみで味わうと、さらに深い旨味が味わえます。
メインは近江肉か魚を選べるので、今回ももちろんお肉!
椀物滋賀県烏丸半島で採れた蓮根を使った「蓮根蒸し」
こういう普段では味わえないような料理が出てくると、さらにテンションが上がってきます!
蓮根蒸しの中から、バームクーヘンを食べて育った
「蔵尾ポーク」の登場!
蓮根のとろ~り感と蔵尾ポークの甘味、旨味が口の中で絶妙に調和されて、食感も素晴らしく見事な美味しさ!
料理が美味しくて、お酒のペースも次第に早くなってしまいます・・・
滋賀の食材を使った料理には、やはり滋賀の地酒「松の司」を冷酒でいただきます・・・
近江牛手前から・・・
お塩、山葵、粒マスタード
あしらえ・・・
ブロッコリーの軸、青ネギの根っこ、ロマネスコ
表面カリッとした絶妙な焼き加減・・・
まずは、山葵で・・・
次に、お塩で・・・
粒マスタードで・・・
近江牛もふっくらと焼けていて、山葵、塩、粒マスタード、それぞれ特徴を生かして、とてもジューシーで美味~~い!!!
白ご飯 ご飯はおかわり自由

ふっくらと炊けたご飯は、ちょうど良い水分でみずみずしく甘い!
まずは、ご飯の甘味をおかずにご飯を完食・・・
ご飯おかわり~~!
三種類の肴
まずは、これは何なのか気になるので食べてみると・・・
ブロッコリーをお味噌で和えたもの。
甘味のある濃いお味噌とブロッコリーの食感が、ご飯にピッタリ!
へしこ
鯖の旨味と糠の塩分と風味が、ご飯との相性抜群!
へしこを少しずつ味わいながら、ご飯を大量に頬張ってしまうほど癖になってしまった美味しさ!
お漬物3種佃煮昆布、山芋、白菜
中でも、山芋のお漬物は、ほんのり柚子風味でコリッとした歯ごたえとねっとり感が絶品!
あまりにも美味すぎるので、どこで仕入れたのか尋ねると、これは自家製とのこと!
切干大根
特製玉子かけご飯特別にお願いすると、快く作ってくれます。
青海苔と山葵、玉子の黄身のみを使った特製玉子かけご飯は、必食!
ほど良くかき混ぜたら、こだわり醤油を適度に廻しかけて・・・
玉子の濃厚な旨味と青海苔の風味が一体となって、後から追っかけてくる山葵の風味がより一層美味しさを引き立てる・・・
贅沢な美味しさ・・・美味すぎる!
お焦げをもらって、塩と味わう・・・
高級なおかきのような美味しさ!
デザート桃の節句なので、デザートもピンクで可愛らしい・・・
イチゴのソースにの下には、味醂を絞った味醂粕で作ったシャーベット。
ほど良い甘味とイチゴの風味が美味いですね!
どこからどう味わってもとっても洋なデザートなのに、和の食材を使っているのが何とも不思議!
最後は、煎り番茶と黒豆と大豆で至福のひとときもようやくお仕舞・・・
おもてなしとすべての料理、最初から最後まで驚きと感動の連続、ゆっくりと流れる時間、
それらすべてが心身ともに癒されて大満足なランチでした!
地元紙にも紹介されています・・・
現在、ランチの予約を訪ねると、およそ2年半待ち!
夜は、曜日にもよるらしいが、予約なしでも可能とのこと・・・
次回は、季節が変わったころ、夜にお伺いしようかと思います。
ランチコースは、4月からそれぞれ500円ずつ値上がりするそうです。
過去の日記は
こちら住所 :
滋賀県草津市大路1丁目11-14 フロント草津ビルB1F 【地図】 電話 : 077-562-2238
営業時間 : 12:00~14:30(LO14:00) 18:00~23:00(22:30)
ランチ(月・木~土) 12:00~14:30(LO14:00)
定休日 : 火曜日
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